電子書籍端末遍歴

電子書籍はファイルと閲覧する機器があって初めて成立するのだーというわけで、読書に適した端末を追い求めた結果、現在手元にある端末について使い勝手をまとめてみた。

 

kindle Paperwhite(6インチ)

e-ink使用でバッテリーの持ちはよい。文庫本程度の大きさで軽量なので旅行、出張時に手軽に持ち出せ重宝している。と言っても6インチ画面だと漫画とかスキャンした自作電書は老眼の入ってきた目には少々見づらく、文字サイズを調節できる活字本専用という感じ。

 

富士通 arrows tab(10インチ)

結構前のモデルだが解像度は高く、カラーも綺麗に表示できていると思う。旅行時に持っていけるPCとしては十分使えるが、いつでもどこでも手軽に取り出せる感じではない。そして電子書籍用として考えると10インチという表示サイズは見開きで読むにはちょっと小さく、1ページ表示だと大き過ぎる感がある。重量もそこそこあって寝ながら読んだりするのはちょっと難しい。

 

sony DPT-S1(13.3インチ)

e-inkディスプレイを使用したPDF読み書き専用の端末で、kindleと同様、軽量かつ1回の充電で長期間使用できる。ディスプレイの大きさは大体A4サイズで、見開きでもそこそこの大きさで読める筈なのだが、この見開き表示というのが実際はサムネイル2面表示してるだけというもので、ツールバー、ステータスバーが上下に残っていて全画面表示ができず、画面サイズを有効利用できてない(現行のDPT-RP1もこの点は改善されてないっぽい)。でかいので自宅内での使用を想定していたが、パソコンの27インチディスプレイを見やすい位置に配置しており、わざわざかさばる端末を持ち出す必要性がなく、ほぼ出番がない。

 

HUAWEI MediaPad M5 8.4(8.4インチ) 

手持ちの中では最新の機器になる。8インチクラスの端末は中途半端だと思っていたが、見開き表示に拘らず娯楽用として使うだけなら携帯性と可読性を両立できる最適なサイズではないかと気が付いて色々探してみたところ、どうも8インチタブレット市場は縮小傾向らしく(まあ自分も不要だと思ってたクチだし)高解像度のディスプレイを持つ製品は既にこのMediaPad M5とipad miniぐらいしかなかった。半年ほど前に購入したのだが、もう生産も終了していた所をギリギリで入手できた。

osがandroidなので使い勝手はスマホと変わりない。肝心の電子書籍の表示については期待通りで、先述の各端末の良いとこどりをした感じ。寝ながら読むとさすがに多少重さが気になるか。micro SDのスロットに256GBのカードを挿して容量も十分。

 

とりあえず今のところkindle本はkindleで、それ以外の電書はMediaPad M5で読むという形に落ち着いている。しかし見開き表示も諦めたくないので、今年後半に出るらしい折りたたみタブレットsurface neoに期待している。