アナログ映像のデジタル化作業が面倒臭くなって数年来放置しているが、AIを利用した超解像・画質補正ソフトが既に一般向けでも色々出ている事を知り、割とよく使われているらしいTOPAZ VIDEO AIでDVD映像をFHDにアップコンバートしてみた。さすがに純粋なHD映像には及ばないが、なかなか綺麗に補正される。
これは久々に作業を再開するだけの価値はある、とやる気を刺激されたが、この手のソフトはとかく計算量が多くしかもGPUをメインに使うので、手許のPCではとても使い物にならない。ちなみに現PCの構成は
CPU core i7 6700K
メモリ DDR4(だったかな?) 32GB
グラフィックボード GTX1050Ti
これでFHD/インターレース解除/60fps化への処理速度は1.5fpsくらい。90秒のアニメOPを変換するのに1時間前後かかるといったところか。
これはもうTOPAZ VIDEO AI用にPCを新調するしかない!ってことで、どんな構成がよいか調べる。最初はいつものように自作機にするつもりだったが、バラのパーツを買い集めるよりBTO機の方が安上がりだった。構成は以下のような感じ。
CPU core i7 13700KF + 水冷クーラー
メモリ DDR5 32GB
グラフィックボード RTX4070Ti
マザーボード Z690
TOPAZ VIDEO AIのベンチマーク報告を見てると安いパーツがボトルネックになりそうで、いつもなら廉価版から選ぶところを少し上のランクにした結果、当初の想定よりお高い出費になった。
CPUは無難にintel最新世代のi7で。今回のキモになるGPUはRTX4070Tiを選定。RTX系でこれより上のランクは値段の割に処理速度がそれほど上がらないようだ。それにしても、まさかグラフィックボードに10万以上費やすことになるとは思いもしなかった。そしてメモリの速度も意外と馬鹿にできないということでDDR5にした。
このPCで先と同じ画像処理を行ってみたところ、18~19fpsと余裕で10倍以上の速度が出た。これならまあ十分使えると思う。