アナログキャプチャ再開 その2

必要な機器を更新して、とりあえずHLD-X0からの出力をAVアンプ経由でHDMIキャプチャできるようになった。が、どうも細かい問題が。

・デジタル音声の出力が異常に小さい。

  HLD-X0の説明書を見ると、仕様としては1kHzで-20dbとなっている。途中で調整する術も見つからないので、アナログ音声の方を使うことにした。古いLDはアナログ収録のみだったりもするので、アナログで統一してしまっていいだろうと思うことにする。

・再生を始めてからHDMIの信号が安定するまで10~20秒ほどかかる。

  アンプから色々な機器にHDMI接続しているので原因の切り分けができていない。今のところちょっと面倒というぐらいの支障で済んでいるので、ぼちぼち探っていくつもり。

 

さてTOPAZ VIDEO AIを購入してキャプチャ後の処理はこれ一本でお任せだ、などと思っていたら、そんなわけにはいかなかった。

blackmagic純正のキャプチャソフトmedia expressで取り込んだファイルは、映像720P(1280*720) 音声48kHz/24bit となっていて、このままだと無駄にデータが多いのと、アナログ映像のノイズが強すぎてTVAIでうまく処理できていない様子である。よって別ソフトで下処理をしたものを中間ファイルとし、それをTVAIに突っ込んで視聴用に仕上げるという手順を試している。

下処理の内容は

・トリミング

  キャプチャしたデータは4:3画像の横に黒帯が付いた映像になっているので、カットして960*720に。

・色調整

  変な色で収録されている場合に処理を行う。真面目な調整法は知らないので目分量で。

・映像ノイズ除去

  これは必要なのかどうかまだ判断できていないが、前述の通りTVAIのフィルタが大きなノイズにうまく対応できてない感じなので、軽くノイズ処理をしておく。

・音声データ変換

  音量を一定レベルに調整。

  media expressの録音設定が48kHz/24bitに固定されているので16bitに変換。

 

上記の作業にTMPGEnc Video Mastering Works 7を試用してみたところ、かなり使いやすくて楽だった。別にフリーソフトでも同じことはできるんだけど、しばらく間を置くと使い方をすぐ忘れちゃうから、金がかかっても作業効率の良いソフトを持っていた方がいいだろうと思っている。

あと、今後AIソフトの性能が上がって作業をやり直したくなる可能性は十分あるので、中間ファイルは保存しておくことにする。