ディスプレイ4K化

以前可動フィギュアが猛烈に欲しくなってfigmaを中心に多数買い込んだのだものの、なにしろ部屋にモノが多くて飾る場所がなく、ほとんどが仕舞い込んだままになっていた。その後数年様子を見ていたが自分の趣味の活動を鑑みるにどうにも日の目を見る機会がなさそうなので、意を決してこのGW中に中古屋に買い取ってもらったのであった。で、詰まる所これが結構良い値で売れたので、思い切ってPCのディスプレイを4K化してやろうかと。
正直、現状のディスプレイに全く不満はないが、それでも4K化する目的はズバリ電子書籍(漫画)の可読性向上。なんだかんだで手持ちの電書漫画も結構な量になってきて読む頻度も上がっているので、なるべく高精細な画像で読みたいというわけだ。そういう視点で機種を選定していくと、高画質化の機能として超解像処理が必須と思われ、価格なども考慮してLGかacerということになった。
そしてサイズについては、今使っているDellのU2410は縦横比16:10の24型であり、16:9画面で縦サイズを同等にすると27型となる。折角だから32型にするかなんてことも思ったが価格が倍近くに跳ね上がってしまい、さすがにそれ程出費してまで画面を大型化する必要性はないので27型でよしとした。最終的に同価格帯でスペック的にacer製品をちょっと上回るLGの27UK600-Wというやつを買うことに決定。台座部分が廉価版なため高さとか角度調整があまりできないが、エルゴトロンアームに付けるから関係ない。



さくっと注文して届いた新ディスプレイ。
旧ディスプレイ(左)と比べると高さはほぼ同じで横幅が2回りほど広い。上側の額縁が無い分、縦サイズもわずかだが大きくなってはいる。あとあまり重要視してなかったが重量が大分軽い。(旧)6.5kg→(新)4.7kgの1.8kgの差がどう影響するかというと、アームを上下スイングさせる時ギリギリ水平ぐらいまでしか上がらなかったのが、ちゃんと上方向にもスイングして、しかもフラフラせずにきちんと止まるのがちょっと嬉しい。
気になる画質はというと、普通に4Kっぽい精細な画面だ。下端部がちょっと暗く見えるのがイマイチだが、気にしなければ気にならないか。表示倍率が(デフォルトで)2kの1.5倍となるので、ディスプレイの広さは大体2倍ぐらいになったように感じる。今までより画面が横長となったこともあり、ウィンドウを並べて表示しても狭苦しさを感じないのは良い。そして買換えの動機となった電子書籍の見栄えであるが、超解像処理をオンにした状態で旧ディスプレイと見比べてみると、
・自前の電書は解像度高目なせいかあまり違いが感じられない。
・しかしトーン部分のモアレがかなり抑えられている。
kindleコミックは4kの方がきれいに見える。
・カラーページも4kの方がディテールがくっきりして見える。
とそれなりに改善されてはいるものの、最も数の多い自前の電書での効果が薄かったのが割と残念。シャープの疑似4KTVに出力するとかなり滑らかな線になるのでそのレベルを期待していたのだが、処理の仕方が違うのだろう。まあしかし悪くなった所はないので、これはこれで良しとしておくべきかな。スキャンしたbmp画像は保存してあるから、最終手段として手間はかかるが4k解像度に合わせて加工し直すという選択もあるし。