アナログキャプチャ その4

LD映像取込み作業の試行錯誤は続く。SD画質だからキャプチャ解像度は720Pでいいかなと思ってたが、見比べてみると1080i(1080Pはデータ量が多くてキャプチャできなかった)の方が精細感があるので最初からFHDサイズで取り込むことに。

 

TOPAZ VIDEO AIに渡す前の下処理について。TMPGEnc Video Mastering Works 7のフィルタではどうにも物足りず、結局は昔取った杵柄のAVISYNTHを復活させることにした。しばらく使ってない間に大分バージョンアップしていて使い方を覚え直すのに一苦労だったが。

処理の内容は以前と変わらずデインターレース、リンギング・ゴースト除去、ノイズ除去程度で、場合によって色補正、音量補正を追加といったぐらい(クロスカラーとかはあまり気にならないので放置)。ノイズ除去は速度を重視して2D系にしていたが、ノイズが割と残る場合も多いので時間処理も併用する3D系に切り替えた。処理速度が約24fpsから6fpsにガクッと落ちたが仕方あるまい。

当初はもっとお手軽なスピード処理を想定していたんだが段々離れていってるな。

 

そして最終工程のTOPAZ VIDEO AIのバージョンがいつの間にか4から5に上がっていた。4の時よりノイズ処理が強化されたような気がする。

フィルタの種類は色々あるが、LDの映像だとIris(MQ)のマニュアル設定が一番合うようだ(HQ向けフィルタは重い上にあまり効果がない模様)。処理速度も24fpsぐらいでかなり早いし。他のMQ/LQ向けフィルタもある程度効果はあるが、自分の好みではないので使うことはなさそうだ。

TVAIを通すと、元の画質にもよるがテロップなんかはかなりシャープになる(画質が悪いと逆にグチャグチャになる場合も結構あるのがAI処理のよく分からない所)。映像全体としては気持ちシャープになるかなという位だが、悪くなることはほぼない。

最終的な映像はTVAIで直接AV1にしているが、この辺のエンコード技術の進歩も画質の向上(維持)に繋がっているのかなと思う。