戦闘は火力

ES-D200の返品後、あらためてドキュメントスキャナの品定め。不具合の件は置いとくとしても、やはりエントリークラスの機械だと後処理が面倒臭いので、なるべく上位の機種を狙うことにする。といっても、新品ではとても買えるような値段ではないため、ちょっと怖いが旧製品の中古を探してみた。
結果、CANONのDR-9080Cという一世代前のハイエンド機を入手。D200の買値の3倍ぐらいはしたが、性能は勿論、心配していたくたびれ具合も予想よりかなり良い状態だったので、十分安い買い物だったといって良いだろう。ただ、給紙台の用紙サイズに合わせるガイド板ががっちり固まって動かなくなってたのにはちょっと参った。よくよく見るとどうもコーヒーか何かをこぼしたらしい跡があり、給紙台をバラして可動部にべったりくっついていたコーヒー(のようなもの)を拭き取ってやったら、ちゃんと動くようになった。
D200では速度と画質を勘案して400dpiで読み込んでいたので、とりあえず同じ値でカラースキャンしてみたらえらい変な色合いになって焦ったが、300dpiと600dpiでは普通にスキャンできた。400dpiは処理の仕方が違うのだろうか、ともかくこの値は使わない方が良さそう。
さてカラーのスキャンはおいおい試すとして、当面のメインになるモノクロスキャンの性能をチェック。bmpでの読み込み速度はそこそこ(でも十分早い)といった感じだが、jpgだと滅茶苦茶早い。300dpiだとダダダダダッて感じで紙が送られてくのでちょっとびびるぐらい。けどさすがに画質はイマイチか。同じ300dpiでbmpにするとまあそれなりに綺麗になるがトーンの点々を拡大すると妙に歪んでるのが気になるので、結局600dpiで読み込むことにした。読み込み速度は300dpiと比べてもそれほど低下していないので問題ない感じ。どっちにしろ、カバーとかカラーページをフラットベッド機でスキャン、加工する時間の方が長くなるので、こちらのボトルネックをどう解消するかの方が問題だ。