MLCAD

月刊ナノブロックにて、レゴ用の設計ソフトであるMLCADで使用可能な、ナノブロックデータが配布されているという情報を得て早速MLCADを導入してみた。以下英語読むのが面倒な人向けに覚え書き。


・導入
CAD本体はLDrawというソフトで、MLCADはそれをgui化するためのものなので、両方インストールしないと作業が出来ない。これはLDraw.orgという開発元(?)のサイトでLDraw_AIOI云々というのをダウンロードすれば、関連ソフトもまとめて一括でインストールできる。日本語化はこちらを参照。ver3.3用だったけど特に問題は無いっぽい。

ナノブロックのパーツデータは月刊ナノブロック記事のリンク先よりNanoblockparts.zipをダウンロード、解凍したものをLDrawがインストールされているフォルダ内の"parts"というフォルダにコピー。当方の環境(win8.1)ではドキュメントの下に作られていたので探すのに手間取った。

MLCADを起動してパーツのスキャンを行うと、"other parts"の"N"のところにナノブロックのデータが読み込まれる。最初から登録されているレゴパーツのデータは必要ないけど、リストからどうやって削除するのか分からないのでそのままにしている。

1×1ブロック基部の寸法は10:10:7.5となっているので、スナップ移動の距離はこれを基準に設定するとよい。


・モデル作成
左側のパーツリストからドラッグして、好きなように作業空間内にブロックを積んでいくだけ。色変更は、ブロックを選択してツールバーの色アイコンをクリック。もしくは"c"キーで色設定ウィンドウを開いて選択、設定する。追加されたパーツはリスト化されているので、適当なところで「ステップ」タグを追加すると、そこまでが図面出力時に一工程として作図される。
作図時のカメラアングルはデフォルト値で決まっているので、視点を変更したい時は、その工程の前に回転タグを追加する。


・設計図作成
印刷で一工程ごとの図面が作図される。設定により、一面に一工程または二工程分の図面が作図され、各工程で追加されるパーツがハイライトで示される。
LDraw_AIOIで一緒にインストールされるソフトLpubでも作図が可能。こちらは一工程ごとに追加パーツの数量が表記されるところがいい。一面に作図出来る工程数や図面の大きさを任意に設定できるなど、自由度は高い。欠点としては追加パーツのハイライト表示がされず、取り付ける場所が分かりにくいこと。あと回転タグの処理がうまくできなくて、アングルを換えた直後の図面を二度作図してしまうことがよくある。