PxVC1100

現在使用しているパナソニックのBDレコーダーDMR-BW200は殻無しBD機の草分けで、AVC録画なんて機能はある筈も無く、圧縮したい時は面倒だがPCでキャプチャしてx264でエンコードしてるのが現状だ。高画質にしたい時はこれで構わないが、あんまし画質に拘らない場合は無駄に時間がかかって面白くないので、噂の爆速トランスコードカードWinFast PxVC1100を買ってみた。
しかし買ったはいいものの、このカードを利用できるソフトがあまり無いのが問題で。まず付属ソフトのMovieWriter5はなんか動作がイマイチなので却下。次にCRIというところのフリーソフトSpursCoderを試す。フリー版は画像部分しか処理できないので音声は後から別ソフトで結合する。さてこれが一見問題なくエンコできるが、音声を結合すると必ず音ズレが生じてしまう。元のファイルと比較してみると、どうやら動画の頭8〜20フレーム程が欠けてしまうようだ。動画関連のサイトを参照するに、フリーのエンコソフトなんかではよくあることらしい。何コマ欠けるかいちいち調べれば対応は可能だが、それじゃ時間の節約にならない。仕方ないので最後の希望、ペガシスTMPGenc Xpress4のプラグインに頼ることに。こいつはさすがに金取るだけあってまともに動作してくれる。と思ったけどバッチ処理をしてるとエラーを起こすことがあるようだ。まあしかしフレームの欠落は無いので結合の作業は安心してできる。
ソフトの試行中にエンコ設定も多少試してみて、「デジタル放送から持ってきたm2ts動画をH264にトランスコードする作業に使う」という前提で自分なりに思った所を述べると
・平均8Mbpsぐらいで最低限見れる画像になる。
・フィルタを入れて処理時間を延ばすぐらいならビットレートを上げた方が早い。
・要するに高圧縮好きな人には向かない。
てなところか。自分としては十分使えそうなカードだ。