ブクオフにて

いつものようにブックオフをチェックしていたら河出書房の奇想コレクションが大量に並んでいた。あと国書刊行会の「未来の文学」も数冊。ブックオフの通常値だとそんなに安いわけではないが、この辺で古本に出てくる機会はあまり無さそうなので買ってしまう事にした。文庫本コーナーにも先日まで見なかったSF本が入ってたので同一人物が売ったものではないかと思われる。
こういう誰かの放出品をまとめて買ったりした時は、売主について何となく想像してみたりするわけだが、今回買った本の中の1冊が訳者からのメッセージ付き謹呈本で、持ち主の名前が思い切り判明してしまった。
名前は知らないが、まー多分SFか英米文学関係の業界人なんだろう。しかし自分のコレクションだけでなく謹呈本までブックオフに売っちゃうとか有りなのか?いや本人が死んじゃって家族が遺品を処分したのかもな。だがそう考えると逆に数が少なすぎる。とか色々考えながら持ち主の名前を検索したら、やはり作家だった。SFじゃなくてミステリだったけど。そしてまだ死んでなかった。という事は本人が売ったものなのか。あまり蔵書とかそういうものに拘りのない人なのか。
結局のところよく分からんが、折角買ったんだからちゃんと読んでかないとなあ。余談ながら、奇想コレクションは既に持っているものとダブらないように記憶を振り絞って選んだのだが、惜しくも「フェッセンデンの宇宙」がダブってしまった。