メモ

・一週間のしごと (永嶋 恵美)
中盤まではグダグダとした感じで、終盤の方で多少サスペンスフルな展開にはなるけど、捻りも無く話が終わってしまった気がする。あまり推理らしい推理もなく、どちらかと言うとハードボイルド的な話だったのだろうか。


ボトルネック (米澤 穂信)
出だしから陰鬱そうなので敬遠していたが、図書館で他に読みたい本が無かったので手をつけてみた。途中の展開まではそれなりに前向きな青春ものになるのかなと思わせておいて、最後はやっぱり救われなかった。
ちょっとジョナサン・キャロル作品を思わせるストーリーだったけど、キャロル作品の主人公がいい年したおっさん、おばはんなのに対して、この作品では主人公が高一にしてこの絶望感というところが余計やるせない。