CADソフト探索

ナノブロック設計図用のCADソフトで納得いくものがまだ見つからない。ちょっと前まではDesignSpark Mechanicalで何とか行けそう、という気がしていたんだが、「オブジェクトを選択して決まった距離単位で動かして積んでいく」という作業についての扱いやすさだけに着目すると、やはり快適とは言いづらい。
フリーソフトで使えそうなものは散々探したつもりだったが、駄目元で再度検索していたらAutodeskに123D何とかというのがあるらしい。こういうのはどうせ期間限定の試用版だろうとか思ったら、真っ当な?無料ソフトだったので早速使ってみることに。123Dシリーズは色々あってCADソフトは123D Designという名称。
無料版なのでさすがに機能はある程度絞られているが、ブロックの形状を作るぐらいなら使わない機能の方が多いので、かえってこの方が良いぐらいだ。ブロックを積んでいく作業についてもDesignSparkよりかなり使いやすい。レイヤーはないがグループ化はできるので、ブロック群の管理も何とかなるかなと思ったところで問題発生。10〜20個程のオブジェクトをまとめて選択して操作しようとすると強制終了してしまう。調べてみると、あまり原因は定かでないがどうもグラフィック系の相性が悪いとまずいらしい。小さな作例でも100や200のブロックは使うのに、たかが十数個でこれではとても使い物にならない。
なんとか正常に動くようにならないかと検索を続けているうちに、stoneydesignerというソフトが目に入り、折角なので入れてみたらこれがかなり使える。動きも軽いし、インスタンス化して登録リストからオブジェクトの種類を変更できるのも便利。半面、モデリングについてはなかなかに分かり辛い。というか、見かけに反してやたら多機能なソフトなので操作に慣れるのに一苦労といったところ。まあモデリング123D Designを使って、当面stoneydesignerは組上げに特化した形で使っていく感じか。
stoneydesignerは、その他メタボールが使えるとかアニメーションが出来るとか統合ソフトとして非常に面白いので、ナノブロックとは関係なくいじっていきたいところだ。



作業画面。ただのCADソフトだと思って起動すると、ツールアイコンの多さに面食らう。



レンダリング画像。GIレンダリングだと、ただ置いただけの画像でも何か雰囲気が出るな。



設計図用のブロックモデルは簡略化して作っているが、試しに実物に近い形でもモデリングしてみた。