ブラビア 9500H と関連機器など

ブラビア単体の概観は前記事の通りとして、レコーダー、アンプとの連携、接続についても書いておきたい。

今回のブラビア購入でようやくTVとレコーダーが同一メーカーで統一され、専用の機能が使えるようになった。4Kブラビアモードというやつがそれで、今まで使えなかったので改めてどういう機能なのか調べてみると、2K映像をブラビア用に調整して4Kへのアプコン自体はより高度な処理系を持つブラビアに任せるという事らしい。モードを切り替えると微妙に色合いが変わるのは分かるが、本当に効いているのかと言われると中々分かりづらい機能ではあるな。

 AVアンプの映像系は一応4K対応とはなっているものの確かHDCP1.4で30fps位までしか表示できない。その内買い替えたいが、映像の規格がどんどん変わってすぐ旧式化してしまうので買い時が難しい。まあ今のところHDCP2.2機器は4kレコーダー1台だけなので、その出力は直接ブラビアに繋ぐ。4kレコーダーだけ入力端子が別になって外部入力切替えの手間が増えるのがちょっと面倒。

当初は4kレコーダーからの接続はHDMI1本にして音声信号をARC経由でアンプに送ろうと考えていたが、説明書を読み返してみたら音声出力専用のHDMI端子が付いていた。映像と音声は別接続の方が質的に有利でもあるし折角なので音声端子からAVアンプに接続。

レコーダー用には使わなかったが、androidTV視聴時に音声をAVアンプに送らないといけないのでARCもしっかり利用している。

ブラビア 9500H到着

配達までしばらく間があったが、ブラビア KJ-65X9500H無事到着。前に使っていたアクオスは60インチで5インチの違いだが、一回り画面が大きくなったのがはっきり分かる。

設置もそこそこに早速いろいろ映してみた。正直テレビ番組の映像だとどの位精細になったかよく分からない。まあ画面が大きくなっても画質が悪くなったように感じないという事は良くなっている筈だが、アクオスも画質は良かったし4K番組は2KTVでもきれいに見えるしな。ただHLG対応の番組(NHK-BS4Kでやってるコロンボとか)は本来の色合いで明るく再生された。

PCからの出力はどうかというと、4K出力ができるようになったお陰でかなり綺麗だ。600dpiでスキャンした漫画なんかも非常に精細に表示されている。まあTVで電書漫画を読むことないと思うが。

あとネット動画。これまではPCからの出力を映していたが、輪郭はボヤっとしてるし色合いはくすんで見えるしで、あくまでTV放送で見れない時の代替物という感じだった。これをブラビアで直接再生すると、普通のTV放送に近い画質で見れるのはかなり嬉しい。動きの激しいシーンでの圧縮ノイズはすごいけど、これはもうどうしようもないか。

一通り映した後は、画像設定など。ブラビアは他メーカーのTVと比べて発色が派手と言われているが、アクオスではちょっと抑えめの設定にしていたこともあって確かに色合いがかなり濃く感じたので、あまりどぎつくない程度に調整してみた。

高性能TVの証のように搭載されている倍速駆動とか補間機能について。店頭のデモ映像ではかなり綺麗に補正されていて、さすがソニーの上位機種と評価していたのだが、アニメを映してみたら物凄い残像が出てまるで使い物にならなかった。どうも一定方向にスライドするような画像でないと補正できないらしい。残像が出ない程度まで補正レベルを下げたけど、これだと補正なしとほとんど変わらんな。

4kTV

4Kレコーダー買っちゃうとやっぱり4KTVで見たいだろってなるわけだが、AQUOS XL10買ってからまだ6年しか経ってないのよね。TVの更新ってやっぱ10年位が一区切りって感じだよなーと過去の購入記録を遡ってみると(あまり記録とか付けない質なので、web日記ってこういう時に非常に役に立つ)、意外にも5、6年周期で買い替えていた。昔買ったTVはもっと安かったので同じように考えることはできないが、とりあえずどの機種が良いか検討だけはしておくことに。

まず大きな区分で行くと有機elは高い上に焼き付きの問題があるので除外。そこからあれこれ比較してソニーブラビア9500Hか東芝REGZA 740Xまで絞る。どっちも上位の機種で価格的にはちょっとお高いが、これ以下の機種だと多少安くても敢えてAQUOSから買い替える程の価値を見出せない。

両者のうち、REGZAクラウド上のデータから画像処理をするという機能が何か良さげで一瞬こっちに決めかけたけど、説明を読んでいると番組データがないと処理できなさそうに見える。どこかに解説はないかと紹介記事を検索してみると正にその通りで、BDソフトとか外部入力には働かないとのことだった。自分の環境では映像は全てレコーダーとかPC出力を通してしか見ず、REGZAの目玉機能が全く生かせないので、さすがに候補から外さざるを得ない。となると最後に残るのはブラビアしかないのであった。

という感じで候補は決まったので、後はいつ買うかという話になるわけだが、家電屋とか見て回りながら思案していて、丁度新機種発表前の処分セールという事もあって勢いで買ってしまった。直後に発表された新型のブラビアXRが結構良さそうで早まったかなーとも思ったが、かなり高くなってるし結局は欲しい時が買い時ということで良しとした。

USB DAC導入

新スピーカーを接続してみたら妙に音が悪い。AVアンプ(マランツSR6008)にガタがきてるのかとも思ったが、しばらく様子見しているとネットワークオーディオ機能で再生している時は音が良いので、どうやらPCからの再生が怪しいらしい。思い当たる節と言えばPCとAVアンプをビデオカードHDMI端子から接続していることか。HDMIで映像信号と一緒くたに送ると音声信号に悪影響があるという話は知っていたものの、これまで気にならなかったのは旧スピーカーが劣化していたせいだろうか。

原因は判然としないものの、とにかくHDMI接続が悪いと仮定して別系統の音声出力を設けることに。まあ以前はオーディオカード挿してS/PDIFから出力してたのが、今のOSに対応できなくなって仕方なくHDMI端子を使ってたんだよな。今はオーディオカードなんて絶滅状態で、USB接続の外付けデバイスしかないからPC周りがごちゃつくのは面白くないけど、現状のままではせっかく新調したスピーカーが勿体無いから良さそうな機器を探してみる。

お値段そこそこで評判の良いUSB DACという条件で出てきたのがkorg DS-DAC-10R。音質の評価も高いが、入力が通常のライン入力だけでなくフォノイコライザーも兼ねているというのが良い。長年放置してるけどデジタル化したいレコードが割とあるからな。

というわけで早速購入して接続してみると、目論見通り出力音声がクリアになって一件落着。しかしそれでもネットワーク再生の方が音が良いので、古くなってきたとはいえSR6008の性能もなかなかのもんだと見直した次第。映像の対応フォーマットが周回遅れになっているのが惜しいところだ。

スピーカー選定

現有スピーカーにとりあえずの寿命が来たため本格的に買い替えの検討を始めた。これまでは何も考えずに評価の高い製品を中古で探して買えばいいかと思っていたが、実際にスピーカーの寿命というものを目の当たりにすると、あまり古いものには手を出しにくくなってしまった。修理までこなせる人にはレストア作業も趣味の一環だろうが、自分はあんまり手を動かすのは得意じゃないから、なるべくメンテの問題が発生しないよう年式の新しいものを入手したい。

さて、そういう感じで探し始めたものの良さそうな機種はやっぱり高い。ン十万とかする品は最初から考えてないが、高級機メーカーの下位ランク製品の中古・特価品で辛うじて手が届くといったところか。

販売サイトを色々見て回った結果、DALIのOPTICONというシリーズが良さそうで程度の良い中古品も見つけたが、なかなか踏ん切りがつかずにもう一回チェック。そこでMONITOR AUDIOのBRONZEというシリーズの型落ち在庫一掃セールが目に付いた。そのコーナーは既に何度か見ていて、OPTICONの方がランク的に上かなと思って候補から外していたが、よくよく見てみるとシリーズ全品が購入可能となっていた。

前記事の通り手持ちのスピーカーはサラウンド5ch分すべて駄目になっているので、とりあえずメインとなるフロントを優先して残りは徐々に入れ替える算段でいたのだが、そのやり方だと全て同じシリーズで揃えるのは難しいかもなーという気もしていた。しかしBRONZEの特価品にすれば、5ch分すべて揃えても最優候補のOPTICON8(中古)より安く買えてしまう。

BRONZEだと、D-77FRXの代替としてはあまりグレードアップになってない気がしてかなり葛藤した末、素直にサラウンドセット一式買い揃えて満足すべきという結論に至りBRONZE6、2、CENTREを注文することに。全く悔いがないとは言えないが、この辺が分相応というものだろう。

 

後は先代スピーカーの処分だが、D-77FRXは嵩張ってオークションとかだと梱包など扱いが面倒なので、ハードオフ行きに。一方D-202A LTDは就職したての頃に買った思い出の品であり、修理費もそんなにかからないので直して使っていこうかと思っていたが、出音を確認してみたら右側の音が小さくて単にエッジの修理だけでは済まなそうなので、結局これも一緒にハードオフに引き取ってもらった。長年使ってきた品を処分する時の寂寞感は何とも言えんな。

スピーカーご臨終

この2,3週間ぐらい右耳に水が入った様な感じが頻発していて全然治る気配がないので仕方なく耳鼻科で診てもらったところ、耳管開放症という病名というか体質のようなものであると診断された。この症状自体は急に聞こえ方が変わって煩わしいという以上の害はないらしいが、一緒にやってもらった聴覚検査では高音域の感度が落ちているという結果がしっかり出ていて、段々年を感じてくる。

 

 といった事があって、ふと聴く人間側だけじゃなくて音を出すスピーカーの方も買ってから随分経っていることを思い出した。フロントのonkyo D-77 FRXとサラウンドの同じくonkyo D-202A LTDは発売時期が近く、製造から25年前後経過しているはず。「スピーカーの寿命」等のワードで調べると、長くても15年位でウーファーのエッジが朽ちるとのことで、数字だけで判断すると完全に終わってる。

さて実際はどうなのかと、長年付けっぱなしのサランネットを恐る恐る外してみると、まずFRX右側ウーファーのエッジに数か所亀裂が入っている、どころかフレームとの継目のところで全周綺麗に切断していた。左側のエッジはちゃんとくっついてはいるが、亀裂は右側と同じぐらい発生している。 D-202A LTDのエッジも同様に亀裂が生じていた。FRX右側のエッジ劣化が激しいのは、右側の方が家の外壁に近いので寒暖の差-特に夏は相当暑くなる-が左側より激しいからかなーと推測している。それにしても現状からすると何年も前からこの状態だったんじゃないかという気がするが、全然分からんもんだな。低音が聴き取りにくい気はしていたが、とりあえず音は出てたしな。

ともかく状況に気が付いてしまったので対応を考える。といっても選択肢は二つ、修理するか買い替えるか。正直、そろそろちょっとお高いスピーカーを買ってみるのもいいかもとか思っていたので、買い替えを検討することに。うーん、今年は春から色々買い替えが続いて出費がきつい。

オーディオサーバー

PC内の音楽ファイル用HDD(と言いつつ他のファイルも結構入ってるけど)が満タンになったので、ネットワークオーディオサーバーというやつを買ってみた。ioデータのSoundgenicってやつ。ちょっと前まではオーディオ専用NASというのはバカ高かったらしいが、この製品辺りから割と常識的な価格に落ち着いてきたようだ。

あくまで音楽用としての機器であり一般的なNASとしての機能は省かれていて、LANを介して他のネットワークオーディオ機器を制御できる外付けHDD的な感じになっている(らしい)。

プレイヤー機能は、fidata Music Appというアプリをandroid/iOSの機器に入れて操作する形。プレイリストの作成と管理がちょっと煩雑な気がするけど、自分の場合、通常は従来通りPCから再生して負荷のかかりそうな作業中のみfidata Music Appを使うので、多少不出来でもまあいいかという感じ。

e-onkyoとかで購入した楽曲を自動ダウンロードする機能もあって、そのうちハイレゾ音源とか買ってみようかなとも思っている。